中国政治経済の構造

こんばんは。

最近は中国に関する記事や本を積極的に読んでおります。

まあ理由としては、FX投資をするなら株式指数にレバレッジかけて投資しようと考えているのと、株式指数で何を選ぼうかと考えてた時に上海&香港指数に興味があるからです。

なので、本当に中国が投資するのに値するのか、見極めたいのです。

 

気になるのは、

あらゆる予測機関が中国のGDPが将来1位になると予測しているのにも関わらず、崩壊論&限界論が多く唱えられている事

です。

私としては、中国の人口からすると今後所得が増えれば内需も増えるし、内需が沈む事があっても共産党一点権力集中によってバンバン政府による投資が行えるという中国の現状を思えば、今後もGDPは大きく成長していくし、例え崩壊論が実現しても乗り越えられる気がしなくもないんですよね。まぁ浅はかでしょうが、、、。

 

そんなこんなで最近は中国崩壊本を読み始めました。

面白いですね。

 

中国は社会主義から資本主義への移行を行いましたが、その過程において民主主義にはならずに、共産主義体制を継続しました。この共産主義体制+資本主義体制が『中国モデル』なのです。

しかし中国モデルへの過程では、市場化に際する権力移譲などの際に、高官政治家による権力醜悪などの汚職が発生した。これが現在でも汚職が横行している原因でしょうね。

ちなみにトップの座に君臨する人間は、ライバルを確実に排除し、加えて警察や軍部も習作することがマストです。

とはいえ、ライバルをうんぬんするにも、最低限守らなければならないラインがあるそうで、これは単純明快に『共産党の維持』になります。維持しなければあらゆる負の側面が表に出て、一瞬にして革命的な事が起きてしまうのでしょうね。

体制維持はマストなのです。

しかし、こういった体制下で作られた権力による国有企業は、まともな経営がされない可能性が高いですよね。なんてったって、トップが欲しいのはお金・権力ですから、それを手に入れたら他はもうどうでもいい。

 

ゾンビ企業』ってご存知でしょうか?経営が上手くいかず赤字を抱えているにも関わらず、銀行貸し付けに依存して継続している企業の事です。

ゾンビ企業は全体の10%といわれております。

ちなみにゾンビ企業が多い業界は、

鉄鋼

セメント

石炭

ガラス

石油

石油化学

鉄鉱石

有色金属

だそう。全部建設に深く関わってそうな業界ですね。

ちなみにゾンビ企業に返済能力はないので負債は不良債権となり、銀行が被害を被るといいます。社会安定の為とはいえ、銀行もたまりませんね。

 

話は『中国モデル』に戻りますが、この経済的転換は(改革開放路線)、政治的転換を促したのか?

重要なのは順序ですね。

もし同時進行しているのならば、民主化への転換は経済的転換と相いれる事は可能ですから、権力者は十分な果実を得つつ、転換を完了する事が出来る様に思えます。

しかし、経済的転換が終わっていたとしたら、民主化はしたくないですよね。

上の人からしたら当然ですが、庶民は困りますよね。。

とまあ、上の方々は経済的転換が終わった後の政治的転換は行われません、、、

しかし!恐怖はあるようで、高官達は資産などを海外に移したりしています。

将来、なにかしら大きな動きが起こる可能性も0ではないのかもしれません。